明徳・馬淵監督が夏のリベンジ 綿密データで作新撃破

攻撃前の選手にげきを飛ばす明徳義塾・馬渕監督(右)=神宮球場
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 「明治神宮野球大会高校の部・1回戦、明徳義塾7-2作新学院」(11日・神宮球場)

 明徳義塾(四国)が作新学院(関東)を下し、準々決勝へ進出した。今夏の甲子園準決勝で10-2で敗れた因縁の相手を前に、馬淵史郎監督は「リベンジするためにやってきた」と明かした。

 「普段は神宮大会でデータ分析とかやらないんですけど、予選からデータを取ってね。四国代表ということもありますし、簡単には負けられない」と指揮官。作新学院の投手陣と打線を徹底的に分析した。人工芝のグラウンドに慣れるため、大学の練習場を借りて経験を積んできた。

 初回から無死一、三塁のピンチを招くなど、序盤はことごとく得点圏に走者を背負った。それでも鉄壁のディフェンスで走者を帰さなかった。「野球の試合というのは往々にしてこうなる。チャンスを作って先に点を取れないと、後から点を取った方が勝つ」と馬淵監督。四回に今井が放った先制ソロを皮切りに、一挙5点のビッグイニングを作って試合の主導権を握った。

 連打に関してもほとんどが早いカウントから積極的に打っていったもの。「やっぱり野球は積極的に行かないと。チャンスで押せ押せの場面で引いたらダメ。振れば相手のバッテリーも考えるし、慎重になってボールも先行する。夏の作新学院は積極的でしたから」。野球を熟知する指揮官が、夏の王者を徹底した準備で破った。

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