楽天・則本昂大投手（２５）が３日、西武からＦＡ宣言した岸孝之投手（３１）にラブコールを送った。球団は獲得に乗り出す方針を表明。「個人的なことを言えば、一緒に野球がしたいなと思っている。２本柱を形成？そうなればすごくうれしい」と目を輝かせた。

　２人は２０１４年の開幕戦で投げ合ったのを機に、食事をともにするなどして交流を深めてきた。則本は新人イヤーから４年連続で２桁勝利をマークする絶対的エース。そんな右腕は、通算１０３勝を挙げている岸に敬意を示しており「一緒にプレーしたい」と、共闘を望んでいる。

　秋季キャンプを視察した星野球団副会長は、則本に新たなる指令を出した。「もっと貯金をつくらないかん。１０勝１敗だっていいんだ。１５勝なら５～７敗くらいだな」。この日、ブルペンで約３０球を投じた右腕は「自分が１０個近く貯金をつくれば、Ａクラス入りする可能性は高くなる」と奮い立った。

　岸が加入となれば、さらなる刺激になる。夢のダブルエースで頂点を目指す。