日本ハム・レアード、日本一決める満塁弾「天国の祖父が打たせてくれた」

 チャンピオンフラッグを手に記念写真に納まる栗山監督(前列右端)、大谷(後列左端)ら日本ハムナイン=マツダ
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 「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

 日本ハムが勝って10年ぶり3度目(東映時代を含む)の日本一を決めた。4-4の八回、レアードの満塁弾などで6点を奪い試合を決めた。敵地での第1、2戦は連敗のスタートだったが、本拠地での第3戦から一気に4連勝で頂点へ立った。MVPには、シリーズ3本塁打を放ったレアードが選ばれた。

 まさに日本一を決める満塁弾だった。八回は2死走者なしから3連打で満塁とすると、中田が押し出し四球を選んで勝ち越し。さらに投手・バースの中前適時打でリードを広げた後、レアードが左中間席にグランドスラム。この回、一挙6点を奪った。レアードはインタビューで「大事な場面だったので、何とか打ってやろうという気持ちでいきました。たまたま甘いところにボールが来たので、ああいう結果になってすごくうれしい」と振り返った。

 今シリーズ好調の要因を「毎日、一生懸命、全力でプレーすることを心がけている」とし、「きょうのホームランは天国にいる祖父が打たせてくれたと思っているし、誇りに思ってくれていると思う」と、感謝の言葉を口にした。

 来日2年目の今季は、39本塁打王でタイトルを獲得。そして日本シリーズMVPと、最高のシーズンになった。「今シーズンはいろんなことがあったし、上がったり下がったりもあったが、こういう結果になってうれしい。(日本ハムは)信じられないぐらい才能にあふれた、いいチームだと思う」とチーム愛を口にした。トレードマークのスシポーズを決めながら「スシポーズ!」と絶叫し、ファンの歓声を浴びた。

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