中日・森新監督つなぎ役で竜再建「いい形ができたと思ったら引く」

 中日は29日、来季監督に今季途中から監督代行を務めていた森繁和ヘッドコーチ(61)が就任したと発表した。森新監督は名古屋市内で記者会見し、つなぎ役としてチームの再建に乗り出すと表明した。

 「一からやり直して次の人に渡せれば。いい形ができたと思ったら(身を)引く」。球団史上初の4年連続Bクラスからの再建を託された新監督はキッパリと言い切った。

 本拠地最終戦の25日・阪神戦(ナゴヤドーム)で佐々木球団社長から監督就任を要請されたが、すぐに答えは出せなかった。次期監督は小笠原2軍監督と思い、自身は低迷を招いた責任の取り方を考えていた。だが、「ほかの人が苦労するならオレが苦労しても一緒かというつもりでお受けしました」と、数日前に答えを伝えた。

 国内FA権を取得した大島、平田の残留要請を自ら行う考えを明かし、コーチ人事にも着手する。こちらは「2軍監督と相談する」と説明した。新外国人の発掘も継続し、秋季キャンプの合間にドミニカ共和国、キューバを視察予定。補強ポイントである大砲、抑えの獲得に動いていく。

 「全員10%アップということも考えながら、底上げをしていかないとこのままでは無理。来年はAクラスを目指す」。年俸1億円で、球団との契約期間は具体的な年数は明かされなかったが複数年。名参謀が次の候補者にバトンを渡すための体制を整えていく。

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