DeNA“キャリアハイ打線”完成 ラミレス監督「CSもこの打順」

 「DeNA6-5巨人」(24日、横浜スタジアム)

 雨上がりの曇り空に上がったのろしが、逆転への合図だ。DeNAが4点を追う六回。梶谷が左中間最深部へ、筒香が右翼席上段へ追い上げのソロ。こうなったら、もう止まらない。戸柱の適時打に敵失も絡んで同点。そして七回。宮崎の一塁の頭上を越えるどん詰まりの一打が、決勝内野安打となった。

 アレックス・ラミレス監督は「エキサイティングなゲームだった。CSもこういうゲームになる気がする」と目を細めた。巨人とのCS前哨戦は、2連勝。最高の結果に笑顔満開だ。

 前夜から、梶谷を2番で起用。3番・ロペス、4番・筒香と続く打線は、キャンプ中に描いた理想の打線だった。「梶谷にはバントもエンドランもさせない。期待するのは打つこと走ること」。3人が2戦連発。厚みを増した打線は、抜群の破壊力を見せつけた。

 ラミレス監督は「CSもこの打順で行く」と予告。1番・桑原、5番・宮崎まで、本塁打数は、全員が自己最多を更新中だ。梶谷は「相手にイヤだと思わせれば、プレッシャーになる」と手応え。脅威の“キャリアハイ打線”がCSも突破する。

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