楽天・ウィーラーが客席に飛び込みファウル捕球
「楽天-日本ハム」(10日、コボスタ宮城)
楽天・ウィーラーが三回の守備で、日本ハム・中田の三塁側へのファウルフライを客席に飛び込む形で捕球し、大喝采を浴びた。
日本ハムに先制され、0-3となった場面。ふらふらっと上がった打球は、三塁側カメラ席に隣接した客席の方向へ。ウィーラーは巨体を揺すりながらボールを追い、スタンドイン寸前でキャッチ。ボールをつかんだままフェンスを乗り越え、客席へ倒れ込んだ。体勢を崩しながらもボールを放さず、アウトとした。
前の打者の大谷が21号2ランを放ち、流れが日本ハムへ傾いた直後だっただけに、大きなファインプレーとなった。
客席でカメラを構えていた女性ら数人のファンはウィーラーの”スタンドイン”に驚いてよけたが、最後は体重100キロのウィーラーの体を持ち上げ、”脱出”をアシスト。客席から歓声が上がっていた。
その裏、楽天は岡島が5号、ペゲーロ7号とそれぞれソロ本塁打を放ち、1点差に詰め寄った。