巨人・坂本、広島の胴上げ阻止する意地の逆転3ラン

勝利のハイタッチでナインを迎える巨人・内海哲也(中央)ら巨人ナイン=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神1-3巨人」(8日、甲子園球場)

 巨人・坂本勇人内野手が値千金の代打逆転3ランを放った。

 4日の中日戦で左膝付近に自打球を受けた影響で、この日もベンチスタート。1点を追う八回、1死一、二塁の好機に代打で登場すると、代わったばかりの2番手・藤川から左翼席へ21号逆転アーチを突き刺した。巨人ナインは両手を突き上げて喜びを爆発させ、坂本も三塁ベースを回るところで小さくガッツポーズを見せた。

 自身初の代打本塁打となった坂本は「ちょっと合わす感じで、(オーバーフェンスは)どうかなと思っていたんですけど、風にも多少乗ってくれたので、入ってよかったです。内海さんがいいピッチングをしていたんで、何とか勝ちを付けてあげたいと思ってました。最初からコンパクトにコンパクトに(振る)という気持ちで打席に入りました」と笑顔で振り返った。

 負ければ広島の本拠地優勝が決まる可能性もある一戦。劣勢ムードを跳ね返す、意地の一振りを見せた主将は「僕たちはとにかく一戦一戦戦うしかないので。状態見ながら、早く(スタメン)復帰できるように治療していきたい」とネバーギブアップを誓った。

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