作新学院・今井、“台湾の大谷”斬る U18アジア選手権30日開幕

 野球のU-18アジア選手権(30日開幕・台湾)は29日、公式記者会見が台中市内で行われた。高校日本代表の今井達也投手(3年)=作新学院=は1次リーグ最大のライバル・台湾のエースで4番の陳琥投手と対面。すでにドラ1でのプロ入りが決まっている“台湾の大谷”斬りで、チームを優勝に導くことを誓った。1次リーグは2組に分かれ、A組の日本は30日に香港、31日に台湾、9月1日にインドネシアと対戦する。

 強敵の出現に闘志は高まった。台湾・陳琥(チェン・フー)と握手をかわした今井は「試合で当たる機会があれば、全力でぶつかりたい。自信のある真っすぐで押したい」と、力強く話した。

 相手は地元のNo.1選手だ。最速149キロ右腕で左打ちのスラッガー。今年の全国大会では優勝の原動力となりMVP、最優秀投手、6戦3発で最多本塁打など、個人賞を総ナメにした。高校生史上最高の契約金で中信兄弟からドラフト1位指名され、今大会パンフレットでは“台湾大谷的”と紹介されている。

 陳琥も日本のエースとの対戦を心待ちにした。「甲子園は台湾の選手のあこがれ。優勝投手と写真を撮れて光栄」とたたえつつ「ライバル?もちろん日本。対策を立てたい」と、不敵に笑った。

 優勝を目指す上でも、第2戦の台湾戦はヤマ場。小枝守監督(65)は「投げ合いをさせたい」と今井先発を示唆。台湾メディアの取材も受けた今井は「日本以外でも知って下さる方がいてビックリ。感謝の気持ちをプレーで伝えたい」と全力投球を約束した。

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