巨人死闘制し5・5差 坂本が九回決めた 意地の6連勝

 「広島4-5巨人」(5日、マツダスタジアム)

 執念の勝利だった。同点の九回1死満塁。巨人・坂本が左前へ勝ち越し適時打。首位・広島との直接対決を制し、ゲーム差は5・5。主将は「初戦が大事だと思っていた。長い試合をものにできたので、明日につながる」と安どの表情を浮かべた。

 相手守護神・中崎を粉砕した。カウントは2ボール1ストライク。「いい形でつないでくれて、なんとか犠牲フライでもって気持ちでした」と内角に入ってきた145キロをうまく合わせ、G党の大歓声を浴びた。

 3度離されても、チーム全体で必死に食らいついた。二回に先制を許したが、直後の三回に長野が右前適時打を放ち同点。さらに1-2の五回にはギャレットが16号同点ソロ。2-3の八回には無死一、三塁から阿部の二ゴロ併殺の間に三走・橋本到が本塁に生還した。

 5連勝で敵地に乗り込み、「連勝できているので、ビジターでも同じ気持ちで頑張りたい」と意気込んでいた主将。好調の打撃はこの日も5打数2安打。打率も・337に上げ、リーグトップを維持。真夏日が続く広島でも、その勢いが衰えることはない。

 4時間38分の死闘を制し、高橋監督は「本当にみんなが総力戦というか、頑張ってくれた」と頬を緩ませた。今季2度目の6連勝。坂本も「いい形なので、連勝を伸ばせるようにしたい」と高らかに宣言した。最高の波に乗る中、直接対決3連勝への道が開けた。

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