明徳義塾7連覇!馬淵監督「今年は勝負できる」3季ぶり聖地星手応え

 「高校野球高知大会・決勝、明徳義塾4-2中村」(27日、高知県営春野野球場)

 明徳義塾が粘る中村を振り切り、7年連続の夏の甲子園出場を決めた。馬淵史郎監督(60)が決勝戦用に温存していたエース・金津知泰投手(3年)が、今大会初登板で8回0/3を5安打2失点と好投。九回に2点差に迫られたものの、最後は中野恭聖投手(3年)が締めた。中村は最終回に2点を奪う執念を見せたが、初の夏の聖地には届かなかった。

 この夏も明徳義塾は勝負強かった。粘る中村を振り切り7連覇達成。抱き合う選手たちを眺めながら、馬淵監督がつぶやいた。

 「金津がよう投げた。先発させて大正解やったよ」

 決勝まで温存していたエース・金津が、今大会初登板で八回まで無失点。右横手から多彩な変化球を投げ分けて、準決勝までチーム打率・429を誇った中村の強力打線をほんろうした。

 九回に無死満塁から2点を失ったが、後を託した2番手・中野が無死二、三塁の大ピンチを切り抜けた。「球を低めに集め、気持ちで勝負した。中野は頼りになります」。金津は満足そうに笑った。

 2日の組み合わせ抽選直後、指揮官は金津に「決勝だけ行くぞ」と伝えていた。宿敵・高知との頂上決戦を想定したもので、金津は過去の対戦で高知打線と相性抜群だった。準決勝までの3試合は中野が1人で投げ抜いた。決勝の相手は中村に変わったが、馬淵監督は当初のプランを実行。エースは見事に期待に応えた。

 甲子園では昨夏、今春と2大会連続で初戦敗退。「今年の投手陣は甲子園でも勝負できる。絶対に勝つという気持ちで戦いますよ」と馬淵監督。センバツは背番号13で登板機会がなかった金津は「今度は自分が投げて勝ちたい。甲子園が楽しみ」と快投を誓った。

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