「鹿実VS樟南」鹿児島大会決勝は引き分け再試合

 「高校野球鹿児島大会・決勝、鹿児島実1-1樟南」(24日、鴨池球場)

 鹿児島大会の決勝は鹿児島実と樟南がともに譲らず、延長15回引き分け再試合となった。

 胸の「鹿実」の2文字にかけても負けられなかった。十五回2死一、二塁のピンチで見せた鉄壁の守備。左前打をさばいた左翼の追立壮輝(3年)から遊撃の井戸田智也(2年)を挟んだ決死の返球がサヨナラを狙った樟南の走者を本塁で刺した。この瞬間、引き分け再試合が決まった。

 打線の援護がない中、右下手投げの谷村は計225球を投げきった。「15回を投げたのは初めて。最後は気持ちしかなかった」。6回までは無四球も、7回以降は敬遠を含めて11四死球。仲間から「俺たちはどこよりも練習してきた。自分を信じろ」と励まされ、意地で耐え抜いた。

 樟南のエース浜屋将太(3年)は六回からの10イニングを無失点に抑えた。準決勝を含めて2日間で計23回、331球を投げきった。「疲れはあったけど、かえって力が抜けて楽に投げられるかなと」。スライダーを駆使して13三振を奪った。

 ともに19度目の夏の甲子園を懸けた再戦。名門同士が26日、再び意地をぶつけ合う。

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