【清宮の一問一答要旨(中)】3年生の夏を終わらせてしまった

 「高校野球西東京大会・準々決勝、八王子学園八王子6-4早実」(23日、神宮球場)

 昨年夏の甲子園で4強入りした早実が準々決勝で敗退し、注目のスラッガー、清宮幸太郎内野手の2年の夏が終わった。試合後は3年生たちを甲子園に連れていけなかったことや、得点機での第5打席で犠飛による1点どまりだったことを悔やんだ。以下、一問一答の要旨。

-最上級生になる。

 「もう上級生の皆さんとできないのが心残りで、まだそういう気持ちになれないですけど、次、自分たちが最上級生になった時には、この悔しさを全員で共有して、ベンチにもたくさん2年、1年は入っているので、この試合を思い出させて、日々練習に取り組んでいきたいなと思います」

 -去年の甲子園で負けた時との心境の違いは。

 「去年は甲子園に行って、ベスト4まで行って。本当にたくさんの経験をさせていただいて。上級生の皆さんと、どの高校よりも長い夏を過ごさせていただいた。その時も悔しかったですけど、その時は楽しかったというのも大きかったんですけど…。今回は準々決勝ということで、しかも3年生の人たちとは、去年とは違って1年間ずっと一緒にやってきた人たちなので(ここで涙がこみ上げる)思いも強かったというか、絶対に3年生の人たちを甲子園に連れていきたかったので、悔しいです」

 -3年生はどういう存在でしたか。

 「自分たちの手本というか、自分たちが見習わなければならない存在ですし、自分たちを背中で引っ張ってくれた人なので。最後も(主将の)金子さんも副キャプテンの吉村さんも、すがすがしい顔で。自分たちは本当に3年生に頼り切っていたんだなと。3年生がいなければここに来られなかったというのが率直な思いです」

 -涙の意味は。

 「最後に自分がつなげられなかった悔しさ。そこです。自分たちが3年生の夏を終わらせてしまったという思いが強いので、その悔しさから来ているんじゃないかと思います」

 -次のチームに伝える役割も担う。

 「自分がこの後、どういう立場になるか分からないですけど、(加藤、金子の歴代主将は)2人ともプレーで引っ張ってくれた。一つ一つのプレーが自分たちの心に刻まれていったので、自分がその2人のように、伝えられるほどの人間か分からないですけど、できる限りのことをしてチームを引っ張っていければなと思います」

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