神戸国際大付、「背番号20」の4番・猪田の奮闘で4回戦へ

2回神戸国際大付属無死、神戸国際大附属・猪田和希は左中間に二塁打を放つ=ほっともっとフィールド神戸(撮影・山口登)
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 「高校野球兵庫大会・3回戦、神戸国際大付8-1県尼崎」(19日、ほっともっとフィールド神戸)

 神戸国際大付の4番・猪田和希外野手(2年)が5打数4安打2打点と大活躍。「背番号20」の4番は、二回に左翼線への二塁打で先制の好機をつくると、八回には中前適時打を放ち、コールドで試合を終わらせた。

 「チャンスではいつもランナーをかえすという意識を持っている」と猪田。昨秋の地区大会でベンチ入り経験はあるが、公式戦出場は今夏が初。豪快な打撃を買われて4番を任され、初戦の2回戦・明石西戦でも2打数1安打だった。

 175センチ、80キロの右打者は、フルスイングと初球から甘い球を逃さない積極性が武器。「打球が違う」と評するのは青木尚龍監督だ。初戦から4人メンバーを入れ替えるなど競争の激しい今チーム。この日8番で本塁打を放った神野と4番を競わせているのも期待の表れだろう。

 「4番が打ちたくてずっと練習してきた。4番を任されたんだから、しっかり仕事をしないといけない」と猪田。兵庫大会では今年からベンチ入りが20人になった。「ギリギリメンバーに入ったけど(背番号が)1桁じゃない4番は、この夏僕だけかもしれないからうれしい」。強豪の4番を背負う「背番号20」が激戦区でチームをけん引する。

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