中日・平田が黒田の日米200勝阻止!“レジェンドキラー”が本領発揮
「中日4-1広島」(6日、石川県立野球場)
打って、守って偉業達成を阻止した。同点の六回無死一塁で中日・平田が打席に立った。「打てる球だけ振ろうと思った」。カウント1-1から黒田の高めスライダーを振りぬいた。舞い上がった打球は左中間を破る。勝ち越しの適時二塁打。心の笑みでガッツポーズをつくった。
対黒田は通算18打数7安打で打率・389。「僕の中では得意という意識はない」。殊勲打の前の2打席は、いずれも厳しいコースのツーシームを打たされ、三ゴロに。だからこそ、原点回帰で失投を一振りで仕留めた。
守備ではビッグプレーが飛び出した。六回無死一、二塁。新井の浅めの右飛をキャッチすると、そのまま一塁へジャンピングスロー。必死に帰塁するルナをストライク返球で刺した。「(黒田の200勝達成は)来週でという思いだった」。これからも主将の仕事でチームを引っ張る。