西武・高橋光 117球で今季初完封

 「西武4-0楽天」(26日、大宮公園野球場)

 プレート上で両膝を折り、全力で右腕を振る姿は、往年の西口をフラッシュバックさせる。プロ初登板の大宮で魅せた快投。2年目の西武・高橋光成投手(19)が昨年8月23日のロッテ戦以来となる今季初完封で2勝目を挙げた。

 「ブルペンからあまり調子は良くなかった」という言葉通り、先頭打者にいきなり四球。だが、続く聖沢を遊ゴロ併殺に仕留め、波に乗った。打線が序盤に得点を重ね、リズムもつかんだ。散発3安打。三塁を踏ませず、117球を投げ切った。

 ウィーラーを空振り三振に斬り、ようやくこぼした白い歯。「体力がないんで後半はバテましたが、声援のおかげで粘り強く投げられました」。19歳が今季初の同一カード3連勝に導いた。

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