野球賭博「全容解明を」球界から声
巨人の野球賭博事件で、賭博開帳図利ほう助容疑で逮捕された元選手笠原将生容疑者(25)が、賭博の開催を手助けしたとされる期間に客の元選手2人から賭け金計数百万円を集めていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。
プロ野球界からは、捜査によって野球賭博問題の全容解明が進むことへの期待や、再発防止に向けた取り組みの重要さを説く声が上がった。
パ・リーグの理事長を務める西武の関球団専務は「全容解明をしていただいて、球界としてはすっきりとした形で次に進んでいくことだと思う」とコメント。阪神の四藤球団社長は「法令順守、社会のルールを守るということで、野球関係者は常に肝に銘じてやっていかないといけない」と述べた。