原氏、功児さん告別式で武白志へエール

 肝臓がんで23日に64歳で逝去した故山本功児さんの告別式が26日、神奈川県横浜市内で営まれた。前巨人監督の原辰徳氏(57)ら150人が参列した。

 「入団1年目から3年間一緒だった。恩人の1人。悲しい思いが強い」と明かした原氏。「ロッテにトレードとなったことはショックだった。電話してお別れしました。プロの厳しさを勉強させられた」と故人との思い出を振り返った。

 原氏は山本さんの長男でDeNA育成選手の武白志を直接激励した。「功児さんはテクニックという面でいい選手。そこにパワーとスピードが付けばお父さんを超える選手になる」と“父超え”の期待をかけた。

 式の最後には、武白志が参列者に対して謝辞を述べた。「苦しい時もうれしい時も一緒に野球をやってきた。それが一番幸せでした」。号泣して何度も言葉を詰まらせながら、懸命に話した。

 山本さんは、巨人でヘッドコーチを務めた時のユニホームを着用。巨人時代の帽子と愛用のジャージーとともに出棺。別れを告げた。

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