龍谷大平安・岡田初5番で弾丸アーチ

 「選抜高校野球・1回戦、龍谷大平安7-1明徳義塾」(21日、甲子園球場)

 強豪対決となった第2試合は龍谷大平安(京都)が明徳義塾(高知)に大勝した。

 衝撃だった。低く飛び出していった弾道の終着点は、バックスクリーン右のネットだった。リニューアル後最多となる4万6000人の大観衆が、度肝を抜かれた龍谷大平安・岡田悠希外野手(2年)の弾丸アーチ。原田英彦監督(55)が「ビックリした」と目を丸くした一撃が強豪対決決着の原動力となった。

 場面は三回、1死から橋本和樹内野手(3年)のソロ本塁打で勝ち越した直後だった。外角低めの直球を完ぺきに捉えると「行ったと思った」と逆風を突っ切ってバックスクリーン右に突き刺した。

 史上5度目の2者連続アーチで試合の流れは一気に傾いた。公式戦でクリーンアップに座ったのは初めて。原田監督が「相手は情報を仕入れてる。怖い物知らずの岡田で」と5番に抜てきし、名将率いる明徳義塾を15安打7得点で撃破した。

 「甲子園で本塁打を打つのが目標でした」と岡田。2年前、センバツを制覇した龍谷大平安に憧れて進学を志した。尊敬する人物はケネディ元大統領で「アメリカの大統領になる人はすごいです!」と目を輝かせる。

 甲子園練習では新品のグラブを使って原田監督からカミナリを落とされるなど、まだまだ天真らんまんな16歳。ただDeNA・吉田スカウト部長に「振りはいい。外野だし清宮より面白い」と言わしめる逸材は、計り知れない可能性を秘めている。

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