ヤクルトのドラフト１位右腕・原樹理投手（２２）＝東洋大＝が２２日、埼玉県戸田市での新人合同自主トレで２度目のブルペン入り。球界では珍しい“ライジングシュート”を披露した。

　捕手を立たせたまま、しなやかな投球フォームから直球に変化球を交えて３０球。見守った首脳陣が目を見張ったのは、浮き上がりながら鋭く曲がるシュートだ。沈むシュート系のツーシームが球界のトレンドだが、八重樫スカウトは「ああいうシュートを使うピッチャーはプロにはいない」と驚いた。

　「生命線です。試していきたい」と原樹。春季キャンプ１軍スタートは決定しており、ウイニングショットを実戦で使い、先発ローテ入りへアピールする。