巨人4連覇ならず、原監督去就先送り

 「DeNA1‐4巨人」(2日、 横浜スタジアム)

 夢がついえた。2試合を残し、4年ぶりのV逸が決定。DeNA戦に勝利後、巨人・原監督はヤクルト戦の結果を見届けることなく、球場を後にした。球団広報を通じて「今年のヤクルトは、得点力で我が軍を上回っていました」と、敗戦のコメントを出した。

 V4を狙った今季、主力がそろって低迷した。攻撃陣は阿部と村田の衰えが目立ち、坂本と長野も不振。投手陣は内海と杉内が故障離脱し、V3の原動力だったマシソンと山口の両輪だけで計13敗を喫した。9月に入り、原監督は「(チーム打率)2割4分打線でいかに勝つか」と語ったが、采配や用兵で勝つには限界があった。

 投打に押し寄せた世代交代の波。2年契約が切れる原監督の去就も、結論が先送りにされたまま終戦を迎えた。複数の球団幹部は「(続投の)明確な条件はない。ポストシーズンの結果を含めて判断する」と口をそろえる。原監督の“第2次政権”は今季で節目の10年目。その手腕の評価に揺るぎはないが、球団内外には新風を求める意見もある。

 去就問題に注目が集まる一方で、前王者としてプライドを取り戻す戦いも残されている。CSを勝ち抜き、日本一を奪回へ。今後に向けて、原監督は「今日と同じ気持ちで戦っていきます」と、自らを奮い立たせた。

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