東海大相模・小笠原「正直うれしい」
「高校野球・神奈川大会決勝、東海大相模9-0横浜」(28日、横浜)
東海大相模がライバルを圧倒し、01年の横浜以来となる神奈川大会連覇を成し遂げた。小笠原慎之介投手(3年)は7安打完封の快投。プロ注目左腕の片鱗を見せつけた。
自己最速タイの150キロを記録するなど初回から飛ばした。「圧倒的な強さで勝つ気持ちで投げた」。六回2死満塁のピンチで三振を奪ったチェンジアップも効果的で、中日の石井スカウトも「制球を重視して、投球に幅が出ている」と評価を高めた。
小笠原は昨夏も“140キロカルテット”の1人として甲子園で登板したが初戦敗退。「悔しさは忘れられない。今年は頂点まで上り詰めるのが目標」と闘志を燃やす。「持ち味の真っすぐを全球でもいいので投げていきたい」と、聖地で熱投を誓った。