「巨人１１－３ＤｅＮＡ」（２８日、松山）

　鬱憤（うっぷん）を晴らした。巨人の貧打戦が発奮し、１６安打１１得点。ＤｅＮＡ戦の連敗を６で止め、勝率を５割に戻した。坊ちゃんスタジアムで６戦５勝と相性の良さを発揮。原監督は「あと５回くらい来たいね」と笑った。

　四回には長野が中堅へ１０号２ランを放ち、チーム初の２桁に到達。前半戦２桁本塁打到達者なしは、巨人では５５年以来６０年ぶりの屈辱。その不名誉な記録を消すことはできないが、長野は「初球から思い切って振りました」と振り返った。

　ただ、喜んでばかりもいられない。今季、２桁得点を挙げた次の試合では４戦４敗。流れを持続できていないだけに、指揮官は「今日より明日の試合が重要になる」と表情を引き締めた。