キヨシDeNA首位見えた!爆勝G連倒
「DeNA10-3巨人」(14日、横浜)
この勢い、この爆発力。中畑DeNAの劇場型野球が戻ってきた。「ビッグイニングって言葉じゃ済まされないでしょう。この相手に対して、杉内という苦手な投手に対して」。中畑監督も絶賛の攻撃は、3点のビハインドを追いついて迎えた五回だ。
1死から四球のバルディリスを置き、4番・筒香がバックスクリーンへたたき込む。6月23日の巨人戦(東京ドーム)以来、15試合ぶりの一発で勝ち越すと打線に火が付いた。
続くロペス、さらに梶谷も本塁打を放ち10年ぶりの1イニング3発。代打攻勢もはまり、8安打を集中させて一挙7点を奪って巨人を突き放した。
指揮官も「勇気と元気とパワーを与えてくれて、一気に盛り上がった」と絶賛する4番の一撃だ。球団史上最速の42試合目で主催観客動員100万人突破と、連日スタンドを埋め尽くすファンを、熱く熱く盛り上げた。
「明日、辰ちゃん(原監督)がムキになって来そうな気がするなぁ。だってタジタジだもん。全力で来られたら」と、ライバルの反撃に戦々恐々?いや、しかし前半最終戦を勝利すれば、勝率5割で首位ターンの可能性もある。「大きな壁だと思うが向かっていきたい」。キヨシ劇場は、まだまだ終わらない。