巨人のドラフト１位・岡本和真内野手（１９）＝智弁学園＝が６日、ジャイアンツ球場の室内練習場で行われた１軍の全体練習に参加。原辰徳監督（５６）の目の前で、打撃練習やスローイングを披露した。指揮官も着実な成長を認め、今季中に１軍デビューする可能性が膨らんだ。

　将来の巨人を背負う大砲が“１軍デビュー”した。といっても昇格ではなく、あくまで練習参加。２軍で４番を打つ和田とともに１軍の空気を味わった。２人の参加を指示した原監督は「現状どんなものなのかというところでね」と語った。

　現在、２軍で主に５、６番打者として３９試合に出場し、１２７打数３１安打、打率・２４４、７打点。待望の本塁打はまだ出ていないが、この日の練習の姿に指揮官は「成長しているね」と高評価。岡本本人も「緊張しました。こういう形（１軍練習）は初めてなので、勉強になりました」と充実の表情で振り返った。

　近日中の１軍昇格こそないが、原監督は「近未来という点では否定しませんね。鍛えるのを継続させることが重要」と、アピール次第で今季中の１軍昇格も示唆。「スター選手、一流選手を目指すということが大事ですね」とブレークを待ち望んだ。