ＤｅＮＡの中畑清監督（６１）が２日、打順組み替え＆レギュラー固定で再浮上を目指すことを誓った。那覇空港で取材に応じ、バルディリスの５番昇格と、中堅・関根、遊撃・倉本のレギュラー固定を示唆した。

　「レギュラーを固めて戦いたい。オレは左対左とか、こだわらないからね」。筒香、石川、梶谷、関根、倉本と５人の左打者が並ぶ新打線。さらに「５番（ロペス）を何とかしないと。バルさんが調子がいいから」と梶谷、筒香、バルディリスの新クリーンアップで臨む。

　出発前の宿舎で、なでしこジャパンの勝利を見届けた。「最後まで諦めない、球際の強さがでていた。それがオウンゴールを呼んだ。劣勢の流れを、１人交代して矯正した。学ぶべきところは多々ある」と勝利を導いたプロセスを絶賛した。

　３日からは阪神と３連戦。モスコーソ、国吉、下園に代えて長田、林、松本を昇格させ、手を尽くして臨む。「阪神戦は大きなヤマになる。勝ち越して結果をつくれれば、このあと上にいける雰囲気ができる」。なでしこの勝利を教訓に、虎をたたいてはい上がる。