Gは虎と2差…菅野に原監督ダメ出し

 「ヤクルト6-4巨人」(28日、神宮)

 エースが踏ん張りきれなかった。巨人・菅野が6回1/3を、今季ワースト6失点で6敗目。チームは、借金生活に逆戻りとなり「最後まで修正できなかった。自分の実力です」と、唇をかんだ。

 五回は森岡の平凡な二ゴロを、二塁手の立岡が悪送球。その直後、山田に逆転2ランを許した。「あそこでホームランはダメ」と悔やんだ菅野。味方に足を引っ張られる不運にも、原監督は「あのくらいは何とか抑えないと。カバーしないと」と、苦言を呈した。

 不調の打線は、阿部が4月10日以来の「4番」復帰。その前後を坂本、高橋由で挟む新クリーンアップで出直しを図った。3点を追う五回は高橋由の4号3ランなどで一気に逆転。だが、いい流れは長続きしなかった。

 6月は1試合を残して、6勝13敗。首位阪神とのゲーム差は「2」に広がった。原監督は「何とかいい方向に行くようにしないと。乗り切れないところはあるけど」。王者がもがき苦しんでいる。

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