高橋純平プロ以上クイック 進化見せた
「高校野球・練習試合、県岐阜商2-2いなべ総合」(6日、いなべ総合G)
県岐阜商の高橋純平投手(3年)が6日、いなべ総合との練習試合に先発し、最速150キロを計測して7回2失点と好投した。中でも目を見張ったのがクイックモーションのスピードで、プロでもトップレベルのタイムをマークした。
怪物右腕は春からさらなる進化を遂げていた。「夏に向けて走者を走らせないようにクイックとかフィールディングに力を入れてきた」と明かしたように、クイックのスピードは常時1・06~08秒を記録。1・2秒を切ればプロで一流とされており、走者を意識した状態でも直球は149キロを計測した。
実際に走者一塁からエンドランを仕掛けられ、平凡な三ゴロが飛んでも二塁で封殺。盗塁はゼロに封じ、敵将のいなべ総合・尾崎監督に「簡単に走れない」と言わしめた。
ただ本人は自身の失策と追い風による一発で2点を失ったことに「球が上ずっていた。夏はいかに失投を減らせるか。低めを意識しないといけない」と課題を口にした。