ヤ畠山 筒香に並ぶ11号も「まぐれ」
「交流戦、ソフトバンク3-5ヤクルト」(30日、ヤフオク)
ヤクルト・畠山が本塁打争いでDeNA・筒香に並ぶ11号3ランを放ってソフトバンクを粉砕した。2-1で迎えた六回1死一、二塁。スタンリッジが投じた初球の真ん中に入ったカットボールを逃さずフルスイングすると、打球は左翼席へ飛び込んだ。
「前の2打席の反省を生かして、センター返しを意識した」という勝利を呼び寄せた一発。「まぐれの一発。芯でこすっただけなので」と謙遜しつつ、「あそこで追加点が入ったのは大きな仕事ができたと思う」と充実感をにじませた。
このペースで打ち続ければシーズン30本塁打に到達し、自己最高の11年の23本を大きく上回る。それでも、「30本打てる打者ではないのでコツコツやっていきます。今年は打率も低いし三振も多い。例年以上に本塁打が多いのは異常」と慢心はない。
チームは4位の中日にゲーム差なしに接近。「今日取れたので、明日を取ってこそ。明日も頑張ります」と誓った頼れる男がヤクルトを引っ張る。