元プロ史上初!王さん高校野球始球式

 日本高野連は29日、第97回全国高校野球選手権(8月6日開幕・甲子園)の開幕戦でソフトバンク・王貞治球団会長(75)が始球式を務めることを発表した。早実時代に甲子園で活躍し、プロでも選手、監督として輝かしい実績を残し、引退後も野球振興に尽力していることから白羽の矢が立った。高校野球100周年の節目に、世界の王が1958年の選抜大会以来、57年ぶりに高校野球のマウンドに立つ。

 高校野球100周年を記念する大会にふさわしい人物が、始球式のマウンドに立つ。白羽の矢が立ったのはソフトバンク・王球団会長。プロでの実績もさることながら、早実時代にエースとして4度の甲子園出場で全国制覇、ノーヒットノーランも成し遂げた。

 高野連の竹中事務局長は「高校野球100周年を考えた上で、ふさわしい人。実績だけでなく非常に野球振興にも尽力いただいている。この方しかいない」と明かす。

 春夏の甲子園大会で元プロ選手が始球式を行うのは史上初めて。本来はプロアマ規定で学生野球資格を回復していない元プロ選手は高校野球のマウンドには立てない。だが今年は高校野球100周年。プロアマ関係が雪解けに向かっている追い風もあり、実現した。

 ヤフオクドームで取材に応じた王会長は「自分でいいのかなという思いもあるけど、10年後は投げられなくなってるかもしれないから」と笑顔で快諾したことを明かした。

 当時を振り返り「プロとは違う。本当に格別な思いがあった。みんなで猛練習して、青春のいい思い出」と話し日本の野球界について「本当は一つでなければいけない。そこに一つでも近づければ」と語った。

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