西武・西口634日ぶり1軍先発も黒星
「交流戦、巨人4-1西武」(28日、東京ド)
眉間にしわを寄せ、ベンチに座り込んだ。今季初先発した42歳のベテラン、西武・西口は、4回4失点で黒星。2013年9月1日のオリックス戦以来、634日ぶりの1軍先発で、最速は142キロをマーク。「久しぶりにいい緊張感の中で投げられた。調子も悪くなかった」と振り返ったが、悔しい結果となった。
二回にアンダーソンに一発を浴びると、四回には2死走者なしから4連続長短打を浴びて3点を失った。「2死からの失点は非常にもったいない。反省しないと」と、自分に言い聞かせた。
昨季の中継ぎから先発に再転向。選手生命が懸かる今季、3月に右手親指の付け根付近を痛め、実戦から1カ月離れるアクシデントもあったが、走り込みに集中。「上(1軍)で投げるために。その気持ちでやっていた」と“ミニキャンプ”を経て1軍マウンドを勝ち取った。
「2死からの粘りのピッチング。これを今後大事にしたい」。西武史上最年長先発記録を更新した右腕は、次の登板を見据えた。