左脇腹痛で離脱したオリックス・岸田護投手（３３）が早ければ２１日・ロッテ戦（ＱＶＣ）から１軍に合流することが１７日、明らかになった。また、右足首関節の炎症で４日に出場選手登録を抹消された平野佳寿投手（３１）は来週にも実戦復帰する可能性が出てきた。

　岸田はこの日、ウエスタン・ソフトバンク戦（雁の巣）で実戦復帰。八回の１イニングを２安打無失点に抑えた。高山投手コーチは「（気になるのは）全力で投げた後の体ですよね。でもそんなに遠くないかなと思う」と話した。今遠征でもう一度登板する可能性もあるが、いずれにせよ順調なら来週からの１軍合流となりそうだ。

　平野佳はこの日、ほっと神戸で調整。ブルペン投球も行い「９割近く力を入れて投げられるようになった」と手ごたえを口にした。同投手コーチは２４日からのウエスタン・広島戦（由宇）での実戦復帰を示唆した。

　チームは今季、投手陣にけが人が続出。ここまで借金１１の最下位と苦しんでいるが、主力の戦線復帰でチーム状況も上向きそうだ。