キヨシ単独首位!虎党から初めて罵声

 「阪神1-2DeNA」(9日、甲子園)

 1点差のしびれる場面で、DeNAの新人守護神・山崎康が、鳥谷を空振り三振に仕留めた。中畑監督は「阪神ファンから、初めて罵声を浴びたよ。『いい加減にせい!』って。相手ファンもウチを認めたということかな」と勝利の瞬間を振り返った。

 4連勝で単独首位。13年は開幕2連勝した3月30日に単独首位に立ったことはあるが、4月以降では07年5月3日以来、2898日ぶり。中畑政権初の“快挙”を、13年7月28日以来となる甲子園3タテで派手に飾った。

 7日は打ち勝った。8日は足と小技でモノにした。そしてこの日は投手陣が踏ん張って、逃げ切っての勝利。違う勝ち方で白星を並べる強さがあった。

 7回無失点の先発・高崎は「ピンチでも落ち着いて投げられた」と今季初勝利に納得の表情。八回2死一、三塁の場面では田中がオール直球で上本を中飛に仕留め「絶対に抑えるつもりだった」。そして3人斬りの山崎は「甲子園は楽しかったです」と頼もしかった。

 単独首位という言葉の響きに「追われる立場って、慣れていないんだ」と中畑監督は言う。10日からは中日と、自身初の首位攻防戦。「まだ一回り(対戦)していない。これからだよ。一戦一戦、今までの戦いを続けていく」。言葉に緊張感を込めた。

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