DeNA 筒香&梶谷でG倒初星だぜ
「巨人2-10DeNA」(28日、東京ド)
若き主軸コンビが、DeNAを今季初白星に導いた。3番梶谷は初回に先制二塁打を放つと、六回には2点二塁打。4番筒香は六回に適時打、九回には2試合連続弾。ともに4安打、2人で5打点を挙げて、巨人退治を果たした。
2人並んでのヒーローインタビュー。筒香が「カジさんは最高のバッターです」と言えば「ゴウは日本を代表するプレーヤー」と梶谷。仲のいい2人はお互いをたたえ合った。
筒香の本塁打は右中間席上部にある「ヘーベルハウス」の看板を直撃。賞金100万円獲得となった。昨年10月3日、梶谷は幻の看板弾を放っている。ビデオ検証の結果、直撃したのは看板のフレーム部分だったため、賞金も0だった。「ふざけんな!と思いましたよ。焼肉おごってもらいます」と笑った。
2人の活躍に中畑監督は目を細めた。「クリーンアップの重さを感じさせてくれた」と称賛。「よすぎて困る。本当は小出しでいいのよ。2人で8本?まずくない?1試合2本くらいで打ち分けてほしいな」とぜいたくな悩みも口にした。
昨季は4月2日の巨人戦で、8-3の八回に10点を失い、大逆転負け。そこから低迷した。この日はベンチで仏頂面。「試合中に大喜びしたかったけど、心の中を見せないようにした」とその訳を明かす。昨季と同じ巨人との2戦目。悪夢を振り払った。