デーブ“走れ!”1試合1盗塁ノルマ

 楽天・大久保博元監督(47)が20日、今季の目標盗塁数を試合数と同じ143個に設定した。昨季の盗塁数はロッテと並んでリーグ最少タイの64個。最下位からの優勝を成し遂げるためにも、チームに機動力野球を浸透させたい指揮官は、思い切って昨季の倍以上の数字をノルマに課した。

 最下位からの巻き返しへ、デーブ楽天が「機動力」を前面に押し出す。新人合同自主トレを視察した大久保監督は「去年が60個ぐらいでしょ。どんどん走っていかないと」と、“1試合1盗塁”の143盗塁を今季の目標に掲げた。

 メジャー通算61発の新外国人サンチェスが4番候補となるが、「そこだけに頼るわけにはいかない」。昨季自身が監督代行を務めた17試合では16盗塁を記録した実績がある。その積極走塁で、昨季リーグ最低の549得点に終わった打線の得点力アップをもくろんでいる。

 選手へ求めるハードルも高い。「走るためには塁に出ないといけないから、まずは出塁率の高いヤツ。それができなければ3割打つ。それも難しいなら20本塁打、とかになってくる」とレギュラーへの条件を示した。

 昨季のチーム最多盗塁は松井稼と岡島の9。指揮官は「50盗塁する選手が出てこないと」と理想を上げ、「稼頭央や聖沢、森山あたりがバンバン走ってくれたら面白い」と俊足選手へ期待を寄せた。

 秋季キャンプ後に選手に対し、機動力に関する考えは伝えており「春のキャンプは鍛えるのではなく、戦術的な部分が中心になる」と、完成度を高めていく方針。走り勝つ野球を徹底し、旋風を巻き起こす。

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