楽天のドラフト１位・安楽智大投手（１８）＝済美＝は、チャレンジャー精神を胸にプロ元年を迎えた。色紙に「夢叶（かな）うまで挑戦」と抱負を書き込んだ最速１５７キロ右腕は「まずはプロで結果を出すことしか考えていない」と前を見据えた。

　１年目の目標はローテ定着とチームの元エース・田中将大（現ヤンキース）がルーキーイヤーに残した１１勝超え。そして背番号２０に込めた「２０年間は活躍して、いつかは２０勝」という壮大な目標もある。

　「プロに入れば田中将大さんもライバル。いつまでも憧れではいけない。超えたい存在です」と言い切る。１月上旬から始まる新人合同自主トレから、万全の状態でアピールしていく。

　プロでの活躍の先に、日の丸ユニホームも見えてくる。２０２０年の東京五輪では野球競技が復活する可能性があり、安楽も侍ジャパン入りを夢見る。２０１５年、安楽の「夢」への挑戦がいよいよ始まる。