オリックスから国内ＦＡ宣言した金子千尋投手（３１）が２２日、都内で行われた内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞の表彰式に出席。進路については「今この時点で言えることはない。決まったら発表させていただきます」と話すにとどめた。

　１９日には阪神が金子の代理人に条件を提示したが、その後代理人と話し合ったかとの問いには無言を貫いた。現在は先月末に手術した右肘のリハビリ中。「開幕に間に合うことばかり考えて中盤、後半に結果を残せないのは嫌。一年間戦える体をつくるのが目標」とプランを口にした。

　表彰では殊勲賞と功労賞を受賞。会場では大相撲の横綱・白鵬の隣に座った。「野球界以外の方がいらっしゃる式は初めてだったので緊張しました」と振り返った。