中日・山本昌 50歳でも140キロ!
史上最年長勝利を更新した中日・山本昌投手(49)が26日、東京都内の日本記者クラブで会見し、32年目の来季、球速140キロ出すことを誓った。今季のMAX135キロから5キロのスピードアップを狙う。衰え知らずの「中年の星」はまだまだ進化を続ける。
「球界のレジェンド」の声を聞こうと、日本記者クラブの会合には新聞、放送、通信各社のベテラン記者ら70人が集まった。質問が途切れることなく、山本昌は予定の1時間をオーバーする1時間10分にわたり、米国留学時代、野球選手として長寿の秘訣(ひけつ)、そして夢を熱く語った。
そのなかで、契約更改のときに掲げた「5勝」だけでなく、もう一つ来季の目標を付け加えた。
「来年はもう一度スピードアップ。140キロくらい出るんじゃないですかね。しっかりしたものさえ出せれば若い子には負けません」
年齢なんて関係ない。今季のMAX135キロから5キロの球速アップを宣言した。持ち球には100キロ前後のカーブがあり、より緩急差を生かせるというわけだ。50歳を迎える来季も進化を続ける。いや、まだまだ成長できるという自信がある。
来季、勝ち星を挙げれば、ジェイミー・モイヤー(元マリナーズなど)が持つ49歳5カ月を上回る世界最年長勝利を更新する。しかも50歳で140キロのストレートを投げるなんて、夢のある話じゃないか?プロ32年目を迎える来季、「中年の星」はまだまだ輝きもスピードも増していく。