松井氏“ポスト原”巨人オーナー断言

 巨人・白石興二郎オーナー(68)が21日、都内でのオーナー会議に出席後、OBの松井秀喜氏(40)について“ポスト原”の有力候補だと断言した。原辰徳監督(56)は来季が2年契約の最終年。それも踏まえて、ゴジラに改めてラブコールを送った。

 極めて異例の発言だった。来年、注目を集めそうな監督人事。白石オーナーは早々と「松井君もポスト原の有力候補であるのは間違いない」と断言した。 来季に入る前、しかもオフの11月に次期監督の人事で具体的な名前が挙がることは極めて珍しい。指揮官は来季が2年契約の最終年で通算12年目。来季終了後の監督人事が流動的になる可能性がある。

 同オーナーは「原監督の契約の任期はもう1年ある。来年中にいろんなことを考えなきゃいけない」と明言。さらに「(原)監督の続投もあるかもしれない。あるいはポスト原を決めなきゃいけない、ということにもなるかもしれない。そこはもう少し、来年の戦い方を見ての話」と説明した。

 松井氏の監督就任は巨人の悲願。今年2月の宮崎春季キャンプでは、布石として臨時コーチで指導に当たらせた。同オーナーは「日本に帰ってきてユニホームを再び着る時には、チームを率いてくれることをわれわれは期待している」とあらためてラブコール。今後、松井氏と会うかどうかについては「今のところそういう日程は入っていません」と説明した。

 来季、打撃コーチを兼任する高橋由も将来の監督候補として浮上する可能性はある。今後、巨人の監督人事から目が離せなくなるかもしれない。

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