ＤｅＮＡが１９日、秋季奄美キャンプを打ち上げた。中畑清監督（６０）は羽田空港で「個々が何が足りないか確認できた。８０点」と納得の表情を見せた。

　ミスの多かった今季を猛省し「己を知れ」というスローガンを掲げた。個々の課題を明確にし、克服させるのが狙いだったが、「レベルアップしてきている」と目を細めた。

　関根、嶺井、砂田、三嶋、柿田ら若手の底上げに手応えを口にした指揮官。その一方で、新戦力の東野には「先発と考えているけど、球に力があるから短いイニングもいける。春のキャンプで見極めたい」と期待した。

　この日は母校・駒大が明治神宮大会を制覇。「勝つことの喜びはやった者にしか分からない。勢いをつくるという点で、便乗したいね」と後輩の躍進さえも、発奮材料とする思いだ。