京大田中ラスト登板「みんなの思いを」

 「関西学生野球、関学大5-3京大」(12日、皇子山)

 京大が関学大に連敗。ドラフト候補の田中英祐投手(4年・白陵)は八回に登板、1回無失点も勝利に結びつかなかった。京大は2勝9敗、勝ち点1でリーグ戦を終えた。最終節で同大が勝ち点を取れなければ、京大は2000年秋以来4度目の最下位脱出が確定する。また近大が関大との対戦成績を1勝1敗とし、優勝に望みをつなげた。

 仲間を信じて腕を振る。そこは、最後までぶれなかった。京大・田中は負ければ全日程終了というゲーム、2点を追う八回に登板、先頭・中島を歩かせたが、後続をいずれも内野ゴロに仕留めた。

 これが大学最後のマウンド。直後は「終わったという実感はないですね」と話したが、宝監督から4年間のねぎらいの言葉を掛けられると、涙がにじんだ。

 「もっと勝ちたかったし、悔しいシーズンだった」と振り返った一方で「チームメートがいたから、僕も頑張れた」と感謝をにじませた田中。

 続けて「僕はこの悔しさを生かすチャンスがある。京大野球部の代表として、みんなの思いを背負っていきたい」と、プロの世界へと気持ちを向けた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス