「ＤｅＮＡ１‐２中日」（１７日、横浜）

　本拠地にため息がこだました。中日戦のシーズン負け越しが決まり、５位に転落。深刻な貧打から抜け出せず、ＤｅＮＡ・中畑監督は「打てませんな…。攻撃に流れがない」と落胆した。

　貧打に苦しむチームを象徴するシーンは、１点を追う七回１死一、三塁。代打・後藤が初球の変化球を中途半端にスイングし、痛恨の遊ゴロ併殺。指揮官が「一生懸命打とうとは思っているが、タイミングを外されている」と振り返ったように、力みが空回りした。

　３位阪神とのゲーム差は５・５に開き、悲願のＣＳ進出は遠のくばかり。それでも、指揮官は１９日からの広島３連戦に向けて「ここが踏ん張りどころ。出塁率を大事にして、勝ち試合をつくりたい」と必死に前を向いた。