G完封負けM12まま…マエケンに沈黙
「広島4-0巨人」(15日、マツダ)
マエケンに脱帽だった。試合後、ベンチ裏に姿を見せた巨人・原監督は「初回が不安定だったが、しのがれたというところ。いいピッチングをされました」と完敗を認めた。今季3勝と好相性だった右腕に初めて黒星を喫した。
初回、橋本の四球から築いた1死二塁の先制機に坂本、阿部が倒れると、五回まで無安打に封じられた。六回に先頭の片岡が初安打となる左中間二塁打を放ったが、後続が凡退。前田‐ミコライオのリレーの前に3安打に終わった。
自打球を当てた影響で14日のDeNA戦を欠場し、2試合ぶりにスタメンに戻った阿部は「1打席目だな。あそこで打っていれば」と悔やんだものの、村田は「(前田は)毎回やられる投手じゃない」とサバサバしていた。
今季初の2戦連続零封負けでマジックは12で変わらず。それでも指揮官は「いつも通りだろう」と笑い飛ばし、「明日はいいところで点が入るような…。そうなるでしょう」と明るく締めた。広島との差はまだ4。次戦こそ、鯉を砕く。