G投壊4被弾…原監督「立て直す」

4回巨人1死、阿部慎之助が一ゴロに倒れ険しい表情を見せる原辰徳監督=東京ドーム(撮影・会津智海)
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 「巨人3‐10広島」(18日、東京ド)

 次々とスコアボードに相手の得点が刻まれていく。0‐6で迎えた六回、巨人・笠原がエルドレッドに満塁弾を浴びると、内野席のファンが次々と席を立った。交流戦前最後の6連戦で3度目の2桁失点。4本塁打を含む12安打10失点と投壊の現実が浮き彫りとなった。

 先発・セドンの乱調が始まりだった。初回、先頭の梵に中前打を浴びると、続く菊池に初球を左翼席に運ばれ、6球で2点を失った。三回は暴投とエルドレッドの2ランで3失点。この回を終えて降板した。4月9日の広島戦で15奪三振していた相性の良さを買われて2軍から昇格したが、左腕の背信投球でチームは流れを失った。

 六回の失点は、笠原が投手のバリントンに与えた四球がからんでいた。原監督は「恥ずかしいことですね」と断罪。試合後、セドンと笠原の2軍降格が決まった。

 チーム防御率は6連戦前の3・72から4・18へと悪化した。交流戦入りする直前に防御率が4点台を超えるのは5・23だった05年以来9年ぶりとなる。川口投手総合コーチは「対策を立てます。(先発は)回せるから」と話し、指揮官は「いい状態ではないので立て直す。交流戦がきっかけになれば」と前を向いた。

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