「ＤｅＮＡ２‐４ヤクルト」（１３日、横浜）

　本拠地にため息がこだました。打線が沈黙し、今季初の連勝はならず。４カード連続で負け越し、ＤｅＮＡが単独最下位に転落した。浮上の兆しが見えず、中畑監督は「悔しいし、残念だし、怖い…」と危機感を募らせた。

　あまりにも淡泊だった。三回、筒香の２点適時二塁打で１点差に迫ったが、見せ場はここだけ。六回以降はひとりの走者も出せず、指揮官は「あっけない野球だった」と落胆した。

　開幕からここまで、打線全体に昨季のような爆発力がないのが気がかりだ。左太もも裏の張りで２戦連続欠場のブランコは、１５日の中日戦から復帰予定。前を向く中畑監督は「今、うちはどん底だから。耐えて頑張りましょう！」と、選手を鼓舞した。