巨人ドラ1小林 初先発初打席で初H
「中日4-3巨人」(6日、ナゴド)
巨人の連勝は5でストップしたが、収穫も得た。前日5日の死球の影響で欠場した阿部に代わり、プロ初スタメンのドラフト1位・小林(日本生命)が堂々のフル出場だ。原監督は「素晴らしい。(阿部)慎之助がデビューした時よりもいい、堂々としたキャッチャーぶりでした」と絶賛した。
三回のプロ初打席で左前に初安打を放ち、藤村の中前適時打で先制のホームを踏んだ。ただ、勝利を引き寄せるリードができず本人は「悔しいです」と唇をかみしめた。それでも指揮官は「十分戦える」ときっぱり。阿部の回復次第では、今後もスタメン起用が続くことを示唆した。
前日はチーム最年長の高橋由らベテラン勢がズラリとスタメンに名を連ねた。この日は小林に加え、2番に藤村を起用。先発野手の平均年齢は前日の31・5歳から27・5歳に若返った。指揮官は藤村についても「いい先制タイムリー」と目を細めた。勝利にはつながらなかったものの、“明日”を担う若手への手応えはつかんだ。



