Deバルさん誓った 走者残さず“一掃”

 ゴキブリにバルサン、相手投手駆除には“バルさん”だ。DeNAのアーロム・バルディリス内野手(31)が29日、ベネズエラからローマ経由で成田空港に到着。中畑清監督(60)が“バルさん”というニックネームを授けたが「他球団を駆除できたらいいね」と笑顔で受け入れた。

 「今までも“AB”とか“ヒロシ”とかあったけど、ニックネームを付けてもらうのはいいね」とすでにお気に入りの様子。「闘志むき出しに、勝つことにどん欲でいく」と決意表明した。

 古巣阪神にめっぽう強い。交流戦で対戦した4年間で47打数17安打、打率・362と大暴れした。「阪神には感謝している。でも敵として戦うからには倒さなければいけない相手」と言い切った。

 キャンプ前は単身で来日する選手が多い中、マジェリ夫人(30)、長男・アーロンくん(6)、長女・イザベラちゃん(3)と4人で登場。「ベネズエラは安全面で不安がある。家族と離れると心配。一緒にいることで、支えになって野球に集中できる」と最愛の家族とともに、新天地でスタートを切る。

 すでに5番打者として内定。「一生懸命やればすばらしい数字が残せる」。ブランコの残した走者も、残さず“一掃”。“スミズミまで効く”バルさん効果で、クリーンアップがさらに機能する。

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