おかわり君が“鬼コーチ”ノック

 西武の中村剛也内野手(30)が16日、突如浅村、秋山ら主力も含めた選手たちにノックを行った。西武第二球場に隣接する室内練習場で、長さ1メートルの長尺バットを手に約30分間、150球。「ノックは好きだし」と若獅子の鍛錬に主砲が一役買った。

 「またポロポロ、ポロポロ」「オラァ~~」。本塁打王4度のノッカーの大声が室内練習場にこだました。浅村、秋山、美沢、斉藤に対し、左右前後と厳しいコースを突くノックを披露。肩で息をする4人を見て「楽しいわ~。守備走塁コーチ目指そうかな」と満足そうにうなずいた。練習でもマイペースな4番が自らノックを施す珍しい光景。秋山も「ノックもうまかった。光栄です」と感謝した。

 中村自身のスイングを磨く狙いもあった。使ったバットは重さ約1200グラム。「けっこう重かったですね」と言いながらも軽々とスイングした。

 一昨年に手術した左膝の状態も良好。それでも「ゆっくりやっていきます」とマイペース調整は変わらない。伊原監督も主力の実戦本格参加は3月からを予定している。6年ぶりのVと2年ぶりの本塁打王奪回へ、中村はじっくり力を蓄える。

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