おかわり3年ぶり30号にも満足せず

 「ロッテ0‐7西武」(8日、QVC)

 真打ちが一夜で「指定席」に戻った。2点を先制して、なお初回1死。西武・中村が藤岡の投じた5球目の内角高め真っすぐを強振。「詰まっていたけど、ぎりぎり入ってよかった」。会心の当たりではなくとも、左翼ポールをかすめスタンドイン。トップのメヒアに並ぶ30号ソロだ。

 右肘に違和感を抱えながら、8月は11本を量産し、9月もこれで2本目だ。メヒアとのし烈な争いが続くが「特別意識をしているわけではないけど、こうやって(一緒に)打っていければいい」と歓迎する。

 自身の大台到達は48本塁打で本塁打王に輝いた、2011年以来3年ぶり4度目。それでも「40本以上打ったことがある。大台とは思わない」ときっぱり。おかわり君のおなかは、30本では決して満足しない。

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