マー君話し合い封印 メジャー移籍か

 ポスティングシステムによる米大リーグ移籍が注目される楽天・田中将大投手(25)と球団との話し合いが、日米間で協議中の新ポスティングシステム制度が成立するまで封印されることが5日、分かった。田中、球団側の今後の予定を考えれば、話し合いが11月下旬までずれ込む可能性もある。

 メジャー挑戦か、残留か、結論はまだまだ先になりそうだ。仙台市内の球団事務所に立花球団社長、田中が姿をみせたが、両者の接触はなかった。報道陣に対応した立花社長は「NPBにシステムの確認をしている。全て終わってから彼(田中)の意思を聞きたい」と話した。

 当初、日本シリーズ後すぐに発表されるとみられていた新ポスティングシステムだが、まだ細部の詰めが残っているもようで、この日の段階で発表はされていない。立花社長は「今は(制度が)いったん失効している。判断材料がない」と話し、話し合いは「アジアシリーズ後の可能性はゼロではない」と、11月下旬までずれ込む可能性を示唆した。

 立花社長は15日から台湾で行われるアジアシリーズには、チームに同行する予定。田中は近日中にオーバーホールに向かうため、台湾には行かない。新システムがそれまでに決まらなければ、両者が会談できるのはアジアシリーズ後となってしまう。

 田中はこの日、体のケアのためにKスタ宮城を訪れた。「ホッとしました。WBCから長かったので、今はゆっくりしたい」と、日本一になった後の心境を語った。今後については「今は話すことはないですね。球団の方と全部話してから」と、明言を避けた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス