5球団競合の松井は楽天!仙さん色紙

 「プロ野球ドラフト会議」(24日、グランドプリンス新高輪)

 昨夏甲子園で1試合22奪三振を記録したドクターK、松井裕樹投手(17)=桐光学園=が、杜の都でプロとしての第一歩を踏み出す。今ドラフト最多の5球団競合の末、楽天に引き当てられた高校生No.1左腕は、「パ・リーグで優勝した強いチームに選んでもらって光栄。夢の舞台に挑戦できることが決まって、ホッとしました」とあどけない笑みを浮かべた。

 川崎市内の同校で大学受験用の模擬テストを受けた後、両親らとテレビ中継を見つめた。くじ引きの瞬間は「ワクワクした気持ちと、ドキドキした気持ちだった。マウンドよりも緊張しました」。楽天に決まると、すぐに視線を未来へ向けた。

 目標は今季24連勝のエース田中だ。「田中さんのような負けない投手になりたい。近くで学び、吸収して、いつか超えられるように頑張りたい」と力強い。会議後に指名あいさつに訪れた福田、後関両スカウトから、星野監督が「夢を夢とするなかれ」と書き込んだ抽選用紙を手渡され、一層、気持ちが引き締まった。

 会見には計57社130人の報道陣が駆けつけた。それでも「1軍昇格や1勝など、小さな目標を地道にクリアしていきたい。1月の新人合同自主トレに向けてしっかり体もつくっていく」と浮かれることはない。注目度もNo.1の左腕が東北の地を、球界を熱くする。

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